「みんな大好きチャーハン!」
そう思っていましたが、うちの子は違ったようです…。
子どもの好き嫌いは、本当に予想がつきませんね。
「玉ねぎってどの料理にも入ってるのに、どうしたらいいの?」
「小さく刻んでもバレるし、どうやってごまかせば食べてくれるの?」
「無理に食べさせたほうがいいのかな、それとも工夫次第?」
そんなふうに悩んだ経験、ママなら一度はあるのではないでしょうか。
今回は、我が家の長女が幼稚園のころに経験した「玉ねぎ嫌い」のエピソードをご紹介します。
- なぜ、子どもが玉ねぎを嫌がったのか
- 母としてどう対応したのか
- その後、食べられるようになったのか
同じように子どもの好き嫌いに悩むママが、少しでも「うちもそうそう!」と笑えたり、気持ちが軽くなったりしたらうれしいです。
子どもが玉ねぎ嫌いになる理由とは?シャキッとした食感
チャーハンの玉ねぎを器用によける長女のエピソード
ある日の夕飯、みんな大好き(と思いこんでいた)チャーハンを作りました。

おいしいね~!
と声をかけつつ、ふと長女の後ろ姿を見ると、静かに何か作業をしている様子。
気になってのぞいてみると…
口の中から、細かく刻んだ玉ねぎだけを器用に取り出していました!
刻んだにんじんは食べられるのに、玉ねぎの食感は苦手らしいのです。
細かく刻んだたまねぎを、器用にひとつずつ口の中から出す作業はまるで職人のようでした(笑)
行儀が悪いことだとわかっていながらも

どうやってたまねぎだけ出してるの?
と聞いてしまったほどです。
長女は得意げに答えました。

たまねぎだけ、噛んだ感じが違うから出せるよ!
その日は、玉ねぎを器用によけて食べました。

吐き出した玉ねぎはお皿に置かず、
「お行儀が悪いから、口から出すのが見えないようにティッシュに取るんだよ」
と教えました(笑)
口から出してしまうこと自体、お行儀が悪いんですけどね。。。
発達外来で先生から聞いた「感覚の敏感さ」
チャーハンから、玉ねぎを器用に吐き出した数日後、長女の発達外来の受診がありました。
主治医の先生に、チャーハンの玉ねぎだけより分けられたことを伝えると

自閉症の子は、感覚が敏感だからね。
とのこと。自閉症の子供は、さまざまな感覚にとても敏感なことが多いそうです。
長女は食感に敏感なのだろうとのこと。
混ざったものの中から、苦手なものだけをきれいにより分けることは珍しくないそうです。

成長とともに、気にならなくなるものも増えるみたい。自然と食べられるものも増えるよ!
先生にそう教えていただき安心しました。
長女にとって、玉ねぎ嫌いはある意味仕方がないことなのだと受け入れることもできました。
玉ねぎ嫌いな子どもへの母の対策|工夫して食べられるようにする選択
好き嫌いの多い長女。
いちご嫌いについては「無理に食べさせない」という判断をしましたが、玉ねぎは食卓に上がる頻度がとても多い!
外食でも、給食でも避けて通ることができません。
そこで玉ねぎは、何とか食べられるように工夫しようと決めました。
玉ねぎを食べられるように試した工夫|ぶんぶんチョッパーとレンチン!
長女の玉ねぎ嫌いの原因は食感だと判明したので、食感をなくす方法を調べました。
弱火で炒める方法は大変だった

じっくり炒めればシャキシャキした食感は消えるはず。そして、甘みも増す!
と試してみた私。
でも、やってみると意外と大変でした…。
・時間がかかる
・気を抜くとすぐ焦げる
・何度も混ぜないといけない
忙しい夕飯作りの中で、毎回やるのは正直しんどい。
「ぶんぶんチョッパー」で細かく刻む工夫

そんな時、たまたま買ったぶんぶんチョッパーで玉ねぎを刻んでみたら大発見!
手で刻むより細かくみじん切りにできて、火の通りも早くなったんです。

「レンチン」で辛みを飛ばして甘みを引き出す

さらに、テレビで見た裏ワザも試しました。
それは 刻んだ玉ねぎをレンジで加熱してから調理に使う という方法。
辛みが飛んで甘みが増し、たまねぎ特有のシャキッとした食感も消えました。
「ぶんぶんチョッパー&レンチン」合わせ技の結果は?
「ぶんぶんチョッパー&レンチン」2つの合わせ技で玉ねぎ特有の食感が減ったため、炒め時間もぐっと短縮できました。
「これは使える!」と思った私は、チャーハンに混ぜ込んでみることに。
こうして「弱火でひたすら炒める」から解放され、わが家のチャーハンのたまねぎは少しずつ進化していきました。
結果は…「もりもり食べる」まではいかないけれど、長女いわく「食べやすくなった」 とのこと。
チャーハンよりも ケチャップライスのほうが玉ねぎの風味が消えて食べやすい とわかりました。
現在は玉ねぎを食べられる?|嫌いだけど“付き合える”ように
長女も11歳になり、今では玉ねぎを 「まったく食べられない」 ということはなくなりました。
とはいえ、やっぱり好きではないので、みじん切りならなんとか食べられるけれど、肉じゃがのように大きめの玉ねぎが入っていると
「1個だけ食べるから許して!」
と交渉してくるのが定番です。
それでも、昔のようにぜんぶ避けるわけではなく、「少しなら挑戦してみる」という気持ちが見えるようになりました。ママとしても「それだけでも成長だ!」と感じています。
玉ねぎ克服のアイテムは「バーミックス」と「ぶんぶんチョッパー&レンチン」

そして現在の工夫はというと…
カレーやスープに使う玉ねぎは、バーミックスでポタージュ状にして完全に食感をなくす方法。これなら玉ねぎが主役でもすんなり食べてくれます。
さらに、コンソメスープの具やミートソース、チャーハンなどに使う玉ねぎは、ぶんぶんチョッパーで細かく刻んでからレンチン。
しんなりさせたものをまとめて作り、ラップで小分け冷凍して常備しています。必要なときにすぐ使えるので、私自身の調理の時短にもなって一石二鳥!
玉ねぎは毎日のごはんに欠かせない食材。
完全に好きになる必要はないけれど、こうして工夫しながら「なんとか付き合える」ようになっただけでも大きな成長だと思っています。
まとめ|玉ねぎは“無理なく工夫しながら付き合う”食材

今回は、長女の好き嫌いエピソード【たまねぎ編】をお届けしました。
「たまねぎってどの料理にも入ってるし、避けて通れない…」
「でも無理に食べさせるのもしんどい!」
そんな葛藤を抱えるママさん、多いのではないでしょうか。
わが家も同じです。
最初は、チャーハンから玉ねぎをせっせと取り出す姿に衝撃を受けましたが、少しずつ工夫を重ねて“なんとか食べられる”ところまで来ました。
もちろん、まだ大きなたまねぎは苦手です。でも、みじん切りやポタージュにすれば食べられる。それだけでも成長したと感じています。
好き嫌いは親子で悩むテーマだけど、ゆっくり工夫しながら付き合っていけばいい。
我が家では「玉ねぎ」のように避けられない食材の対策を優先しています。
食べる頻度が低い「いちご」の対策は後回し!(笑)
そんな風に取り組んでいます。
同じように「たまねぎ嫌いに困ってる!」というママがいたら、少しでも参考になったらうれしいです。
次回は【プチトマト編】です。どうぞお楽しみに!




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